一生を賭ける仕事の見つけ方(著者:斎藤祐馬氏)/事務局オススメの一冊

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「自分も何か、人生をかけて取り組める仕事をしたい。でもそれが何かわからない。」
こんな悩みを抱いた経験のある人は多いと思います。私もその中の一人です。今回は、そんな方にこそ手に取って読んでいただきたい一冊をご紹介したいと思います。もしかしたら、あなたはもうすでに、あなたの登るべき山(ミッション)に向かって歩み始めているのかもしれません。

こんにちは。福井県の起業家向け相談窓口や起業セミナーを企画・運営している「ふくい創業者育成プロジェクト」事務局の岡田です。

事務局オススメの一冊/一生を賭ける仕事の見つけ方

自分も何か、人生をかけて取り組める仕事をしたい。でもそれが何かわからない。
こんな悩みを抱いた経験のある人は多いと思います。私もその中の一人です。今回は、そんな方にこそ手に取って読んでいただきたい一冊をご紹介したいと思います。

一生を賭ける仕事の見つけ方
・作者: 斎藤 祐馬
・出版社: ダイヤモンド社
・発売日: 2016/8/26

(1)著者 斎藤祐馬氏(デロイトトーマツベンチャーサポート株式会社)について

著者の斎藤祐馬氏は、デロイトトーマツベンチャーサポート株式会社をデロイトトーマツグループ内で社内ベンチャーとして立ち上げ、世界7ヶ国150名体制へと拡大。ベンチャーと大企業を繋ぐ早朝ピッチイベント「MorningPitch(モーニングピッチ)」の発起人でもいらっしゃいます。

モーニングピッチは今や、大企業やベンチャーキャピタル、メディアとの会いの場をベンチャーに提供する、日本有数のプラットフォームとなっています。
「モーニングピッチ」に参加したことはないけれど、名前だけは知っているという方もたくさんいらっしゃるんじゃないでしょうか。

本書は、著者自身の経験をもとに、どうやったら一生を賭けられる仕事が見つけられるかについて詳しく書かれています。話の芯を伝えようとする、著者の本書にかける思いが伝わります。

(2)著者 斎藤祐馬氏のインタビューより

以下、日刊工業新聞「ニュースイッチ」に掲載された、斎藤氏のインタビュー記事を一部引用しました。
https://newswitch.jp/p/8286

誰もが「どんな仕事に人生を賭ければいいのか分からない」と悩みます。
これに対し斎藤氏は「キャリア志向ではなくミッション志向を」と提唱しています。

世の中にはスキルやキャリアを高める方法があふれ、特に大企業に勤めていると出世や給料が関心事になる。だが、そればかりを追い求める仕事は、自分よりスキルの高い人や人工知能(AI)に代替される可能性がある。しかも誰かが定めた基準による相対評価のもとで働く人生だ。

一方で自分のミッションを歩む人生は、誰にも代替されない。周囲から理解されない苦しみを伴い、相応の覚悟も必要だが、やりたいことが形になっていくのを見るのは何にも代えがたい喜びがある。食うために稼ぐ“ライスワーク”とは違い、一生を賭けられる“ライフワーク”が得られる。

そして斎藤氏は、自分のミッションの見つけ方については、このように語っています。

まず自身の原体験を自覚する。過去に重要だったと感じる出来事を曲線グラフ化(感情曲線)し、自分の人生の“山と谷”を視覚で捉える。次になぜその体験が重要な意味を持つのか言葉で探り、自分の人生で重要な価値観を二つのキーワードに落とし込む。

私の場合は“笑顔”と“挑戦”だし、ある後輩は“人とのつながり”“知識欲”だ。この原体験と価値観を基に、自分が何を達成できると喜びを感じられるかを見極めたものがミッションとなる。

(3)取り組んでみて気づいたこと

実際に私も本書をもとに自分のミッションを見つけるべく取り組んでみました。その過程で気がついたことを下記のとおりまとめました。

○感情曲線の作成は時間をかけてじっくり取り組む
○自分の人生を徹底的に俯瞰してとらえる
○語る言葉を凝縮させてキーワードを取り出す

感情曲線を描くこと自体は、「描いたことある!」という方はたくさんいっしゃると思います。
実際に私も何度も描いた経験があるので、本書を読んだときは、「何回も描いたことあるし、もういいかな」と分かったつもりでいて、描く作業を飛ばそうかとすら思っていました。

ですが、いざ描き出すと、長い時間をかけてじっくり向き合っているうちに感情曲線の見え方が変化していくのがわかりました。私の場合は、最終形に落ち着くまでに1週間くらいかかりました。

あと、自分の人生を語る時はどこか自分語り臭くなりがちですが、これも時間をかけて徹底的に俯瞰していくことで、無駄なものがそぎ落とされ、大切なものだけが浮かび上がってくるような気がします。

なのでこれは、研修時のワークみたいに短時間でこなすのではなくて、じっくりと何日もかけて向き合う方がよいのではないかと個人的に思います。

興味のある方は本書を読み込んで、ぜひ自分のミッションを見つけ出してください。

一生を賭ける仕事の見つけ方
・作者: 斎藤 祐馬
・出版社: ダイヤモンド社
・発売日: 2016/8/26

著者の斎藤祐馬さんが2018年3月13日に来福されます

実は、本書の著者の斎藤祐馬氏が、第2回福井ベンチャーピッチの基調講演の講師およびアドバイザーとして、2018年3月13日に福井県に来られます。福井県に来られるのは初めてだそうです。

詳細はこちらをご覧ください。
★第2回福井ベンチャーピッチ★
http://www.s-project.biz/seminar/2018-3-13

福井ベンチャーピッチは、ベンチャー企業だけでなく、新事業立ち上げ担当者、創業したばかりの方など、たくさんの方々にご参加していただきたいイベントです。
ベンチャー支援のまさに最前線にいる斎藤氏の講演が聴けるまたとない機会です。ご興味のある方はぜひご参加ください!

この後からは興味のある方だけ読んでください/私が本書を読んで気づいたこと

人にはそれぞれ人生を変えた本が何冊があると思うのですが、私にとって本書(「一生を賭ける仕事の見つけ方」)はその中の一冊です。
前述のとおり、私自身も実際に取り組んでみて深い感動を覚えました。やはり本書は読むだけではなく実際に取り組んでみることでさらに理解が深まると思います。
本ブログを読んでくださった方が実際にミッションを見つけるべく取り組む際のご参考になればと思い、私自身の例をシェアさせていただきます。個人的な感想になりますので、この後からは興味のある方だけ読んでください。

(1)感情曲線を描いてみて気がついたこと

これは私の描いた自分自身の感情曲線です。原体験を自覚し感情曲線を描いたことで、自分の人生で重要な価値観は「探求」「感動」だと気づきました。(なんでそう気づいたかについては、本ブログでは省略します。)

私の場合は、6~7年ペースでキャリアチェンジ(就職→起業→就職)をしていたり、娘が小さい頃病弱だったこともあって、ライフイベントが多い20代後半から30代にかけてアップダウンを繰り返していますが、この感情曲線で一番特徴的なのは、大学に入るまでの20年間がほとんど低空飛行だった点だと思います。

とはいえ、私は環境的に不幸な子ども時代を過ごしたわけでは決してありません。ごく一般的な家庭環境に育ちましたし、受験に失敗したというわけでもありませんし、仲の良い友達も少なからずいました。

ただとにかく、予定調和が求められる学校生活や集団行動になじめず、目的もよくわからないまま勉強する毎日がずっと息苦しかったのだと思います。

大学に入って山岳同好会に入部し、春夏秋冬日本の山々を巡り始めたことをきっかけに、自分の中で欲していた「探求」と「感動」を追求できる人生が、本当の意味でスタートしました。

20代以降は気持ちがすっかり開放され、活動がエネルギッシュになっていることが、感情曲線からも見てとれました。

私は”熱量が高い”とよく言われますが、息苦しい思いから脱出したいと思い続けた原体験が原動力となって、今の自分の熱量につながっているんだなと気がつきました。

(2)自分の重要な価値観を知ってよかったこと

人生で重要な価値観を知ってよかったことの1つに、自己肯定感が高まったことが挙げられます。

こちらは私の経歴です。(ブログの最下部にいつも掲載しているものです。)

大学卒業後、勤めていた職場を出産を機に退職。子どもが1歳の時、社会保険労務士試験にチャレンジし、合格。翌年、個人事務所を開業。経営と育児と家事を両立させながら、企業の顧問、労働局の総合労働相談員、人材育成コンサルタントなどに取り組む。2015年4月に(公財)ふくい産業支援センターに入社。県内の創業・ベンチャー支援業務を担当し、現在に至る。

本書を読むまでは、自分のこんな紆余曲折した経歴が、実は恥ずかしいと思っていました。

今でこそ仕事に対する考え方は多様化していますが、それでもやはり「いい会社にお勤めできれば一生安泰」という価値観は世間に根強く存在しています。

実際に、安定した職場を辞めた時は「子育てと両立しやすい職場なのにもったいない」と言われましたし、赤ん坊を抱えながら猛勉強を始めた時も「子どもが生まれて今が一番幸せなときなのに・・」と呆れられました。個人事務所を開業した時も「なんの経験もないのにどうせ上手くいきっこない」と揶揄されましたし、今の職場に就職した時も「失敗したから就職に逃げたんでしょう」と勝手に詮索されました。

とにかく、夫や兄やごくわずかな友人をのぞいては、周囲からの理解や共感など得られることなどほとんどありませんでしたし、自分自身ですらも、青い鳥を探し続けているような自分の生き方に、どこかずっと劣等感を抱いていました。

ですが、本書をきっかけに、人生にとって重要な価値観をしっかりにぎって「登るべき山(ミッション)」を見つけてからは、自己肯定感が高まり、格段に生きやすくなりました。

ともすると奇妙なキャリアチェンジの連続に見えていた自分の経歴が、実は重要な価値観でしっかりと結ばれていて、しかもミッションにむかって着実に前に進めていると実感できた時は本当にうれしかったです。

(3)自分のミッションを見つけたことでうれしかったこと

自分の人生で「登るべき山(ミッション)」を見つけてからは、考え方もずいぶんシンプルになりました。(私のミッションが何かについては、本ブログでは省略します。)
以前に比べて迷ったり悩んだりすることも少なくなり、中長期的な目標も明確になりました。

あと、自分のミッションを周りに伝えることを通じて、共感してくれる人が増えたこともうれしかったことの1つです。これまで人に共感してもらえる経験などほとんどなかったので、これにはとても驚きました。

考え方や感じ方は人それぞれですし、私の解釈についても賛否いろいろあると思います。本ブログに書いたことはあくまで私の個人的な感想に過ぎません。

ですが、「自分も何か、人生をかけて取り組める仕事をしたい。でもそれが何かわからない。」と迷いの中にいて、かつ、本ブログに共感してくれた方はぜひ、本書を手に取るところからスタートしていただきたいなと思っています。一緒にがんばりましょう!

◆担当者プロフィール◆
大学卒業後、勤めていた職場を出産を機に退職。子どもが1歳の時、社会保険労務士試験にチャレンジし、合格。翌年、個人事務所を開業。経営と育児と家事を両立させながら、企業の顧問、労働局の総合労働相談員、人材育成コンサルタントなどに取り組む。2015年4月に(公財)ふくい産業支援センターに入社。県内の創業・ベンチャー支援業務を担当し、現在に至る。(ふくい産業支援センター/岡田 留理)

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