【2.27開催】福井ベンチャーピッチin東京/オーディエンス募集中

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はじめに

 2017年10月に立ち上げて以降、半年に一度のペースで開催している福井ベンチャーピッチですが、「よりたくさんの方に福井のベンチャー企業を知ってもらいたい」という思いから、今回は東京・SENQ霞ヶ関を会場に開催することにいたしました。

 東京開催では、上場を視野に入れた県内有数の成長企業から、地方特有の後継ぎベンチャー(事業承継型ベンチャー)、ビジネスモデルを初めて世に問う20代の若者まで、8社の福井発ベンチャー企業が登壇いたします。そして、そんな福井のベンチャー企業を支援するキーマンたちも一同に集まります。

 「福井ベンチャーピッチ」東京開催を通じて、投資先・事業提携先の開拓はもとより、地方のベンチャーを取り巻くリアルについても、知っていただくきっかけになったらうれしいです。

地方にもビジネス・プレゼンの場を!

 ベンチャーピッチとは、ベンチャー企業とベンチャー支援者をマッチングする、ビジネス・プレゼンテ―ションの場です。

 成長意欲の高いベンチャー企業が、自社の魅力や将来性について、ベンチャーキャピタルや金融機関などの前でビジネス・プレセン(ピッチ)し、スピード感をもって資金調達・販路拡大・事業連携等につなげていきます。

 このようなピッチイベントは都市圏を中心に盛んに開催されていますが、地方ではほとんど馴染みがありません。


※写真は福井県庁

 地方のベンチャー企業がどんなに素晴らしいビジネスモデルを持っていても、それを伝える場がなければ、ベンチャー支援者と出会える機会は限られてしまいます。

 機会が少ないがゆえに、チャンスをつかめずに埋もれてしまうのは非常にもったいないことです。

 そこで当ふくい産業支援センターでは、福井のベンチャー企業がチャレンジできる「場」を創出しようと、県内初のピッチイベント「福井ベンチャーピッチ」の企画に着手いたしました。

福井ベンチャーピッチの立ち上げ

 前例のないピッチイベントの立ち上げ準備は苦労の連続でしたが、第1回福井ベンチャーピッチを無事に開催することができました。

 福井のベンチャー企業5社が登壇し、ベンチャーキャピタルや金融機関などのベンチャー支援者や一般聴講者らが多数集まる、活気のある場となりました。


※写真は第1回福井ベンチャーピッチの様子

 登壇企業からは「ビジネスの視座があがった」「いつか上場を目指したい」といった前向きな声をいただき、

 ベンチャー支援者や聴講者からも「未だかつてない刺激的な場。ぜひ継続してほしい。」「いつか自分も登壇したい。」といった応援の声が寄せられました。

地方経済を救うのは”後継ぎベンチャー”だ

 第1回開催の盛況によって福井ベンチャーピッチの存在が口コミで広がり、第2回・第3回と回を重ねる毎に認知度がじわじわと高まっていきました。

 それに比例して、他機関から問い合わせを受けたり、メディアに取材していただく機会も増えました。


※写真は第2回福井ベンチャーピッチの様子

 「地方経済を救うのは”後継ぎベンチャー”だ~ベンチャー不毛の地で見つけた金脈~」と題して、PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)に取り上げていただいたのもこの頃です。

※福井ベンチャーピッチ立ち上げ経緯について、「PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)」で取り上げていただきました。全文はこちらのPDFをご覧ください。→http://bit.ly/2SNYOjF

ピッチイベントを立ち上げた1番の成果

 福井のような地方でピッチイベントを運営することは、農業と似ています。

 「桃栗三年柿八年」と言いますが、人も、企業も、時間をかけて成長します。福井ベンチャーピッチという「場」を豊かにしていくためには、短期的な成果ばかりを焦らずに、長期的な視点をもって取り組むことが重要です。

 収穫間近の果実にばかり目を向けて、新芽を育てることを怠っていると、あっという間に「場」は荒れ果ててしまいます。ベンチャー企業の数が少ない地方なら、なおさらです。

とはいえ、そのすべてを私のような担当者一人でまかなうことなど不可能です。課題はわかっても解決法がわからない。

 「福井ベンチャーピッチは、単なる打ち上げ花火で終わってしまうのだろうか・・」困り果てている時に力を貸してくれたのが、地元のベンチャー支援者の方々でした。

 

※写真は県内上場企業社長による経営塾の様子

 現在福井県では、上場企業の社長らが講師となって経営者向けの勉強会を行ったり、地元のベンチャーキャピタリストによる個別相談の機会を設けたりしながら、若いベンチャー企業の育成支援を行っています。

 また、福井ベンチャーピッチ登壇企業のサポート段階では、東海・北陸のベンチャー企業を長年支援しているベンチャーキャピタリストや、福井県出身のベンチャー支援者などの力もお借りしながら、登壇企業のさらなる成長を応援しています。


※写真はプレゼンブラッシュアップ会の様子

 このように、「福井のベンチャー企業を盛り上げたい」という熱い思いを核に、組織の垣根を越えて協力し合う仕組みを構築できたからこそ、福井ベンチャーピッチの定期開催が実現できました。

 この協力し合う仕組みこそが福井ベンチャーピッチを立ち上げた1番の成果であり、そんな福井ベンチャーピッチという「場」を、ぜひ多くの人に体感していただきたいと私は願っています。

TVS斎藤氏をはじめとした福井をサポートする専門家が集結

 福井ベンチャーピッチ東京開催では、そんな福井のベンチャー企業を支援するキーマンたちが一同に集結いたします。

【第1部】オープニングトーク/スピーカー紹介

 オープンニングでは、福井におけるベンチャー支援に深く関わってくださっている斎藤祐馬氏と藤田豪氏のお2人から、「福井のベンチャー事情について」詳しくお話しいただきます。

斎藤 祐馬 氏
デロイトトーマツベンチャーサポート株式会社 事業統括本部長
同社を社内ベンチャーとして立ち上げ、
世界7ヶ国150名体制へと拡大。MorningPitch発起人。
2017年 日経ビジネス 次代を創る100人に選出。

藤田 豪 氏
株式会社MTG Ventures
代表取締役社長

株式会社ジャフコ中部支社長を経て、
2018 年10月より現職に就任。
東海・北陸地方発スタートアップの成長支援を行う。

【第2部】ベンチャーピッチ/アドバイザー紹介

 第2部で協力をいただくアドバイザー・コーディネーターの皆様です。

 毎回飛び交う鋭い質問やアドバイスは、登壇者からも聴講者からも大変好評です。

堀 新一郎 氏
YJキャピタル株式会社
代表取締役社長

2013年よりヤフー㈱に入社しM&A業務に従事。
2013年7月よりYJキャピタルへ参画。
2015年1月COO就任、2016年11月より現職。

木嶋 豊 氏
株式会社アイピーアライアンス
代表取締役社長

ベンチャー投資、成長戦略支援、IPO支援を実施。
20社以上を上場させたベンチャーキャピタリスト。

栗島 祐介 氏
プロトスター株式会社
代表取締役CCO

2016年11月 起業家支援インフラを創る
プロトスター株式会社を設立。
起業家輩出及び起業家育成エコシステム作りに邁進。

白川 智樹 氏
株式会社アプリコット・ベンチャーズ
代表取締役

2013年サイバーエージェント・ベンチャーズに参画。
2018年株式会社アプリコット・ベンチャーズを設立。
10億円規模の1号ファンドを組成。

前田 尚宏 氏
前田工繊株式会社 代表取締役
2002年前田工繊株式会社に入社。
多角化を目指し新規事業立ち上げに力を注ぐ。
2018年9月 前田工繊株式会社代表取締役に就任。

横井 康孝 氏
ユニフォームネクスト株式会社
代表取締役社長

1997年父親が立ち上げた、社員3名の現会社に入社。
2007年代表取締役社長に就任。
2017年東証マザーズ上場。

8社の福井発ベンチャー企業が登壇

「福井ベンチャーピッチ」東京開催では、上場を視野に入れた県内有数の成長企業から、ビジネスモデルを世に問う20代の若者まで、8社の福井発ベンチャー企業が登壇いたします。


※写真は第3回福井ベンチャーピッチの様子
 

▼▼登壇企業8社(順不同)▼▼

株式会社EnterTech Lab

元ミュージシャンが考えるアーティスト支援の新プラットフォーム
代表取締役社長 伴 幸祐 氏
30代/2018年設立/出資を期待
音楽アーティストに特化した資金調達・育成支援プラットフォーム

 

平林印刷株式会社

ノベルティグッズ業界の風雲児が繰り出す業界再編への次の一手
代表取締役社長 平林 満 氏
40代/1972年設立/出資を期待
ノベルティグッズのネット通販№1企業による、業界再編を目指した事業戦略

 

株式会社ドラフト

オシャレの教育の伝道師が掲げるオウンドメディア戦略
代表取締役CEO 伊藤 佑樹 氏
30代/2009年設立/業務提携・販路開拓を期待
メンズアパレルに特化したネット販売会社がオシャレの教育メディアでに日本一を目指す

 

株式会社ピュアプラス

ネットショップ成功請負人が金融機関に提案するアライアンスモデル
代表取締役社長 石塚 由樹 氏
30代/2016年設立/業務提携(金融機関)・出資を期待
戦略構築から運営代行まで、ネット通販の成功請負人が金融機関が考える業務提携モデル

 

株式会社ミネルバコスメティックス

美容師目線で化粧品業界に新風を吹き込む
代表取締役 寺嶋 聡史 氏
30代/2017年設立/出資・業務提携を期待
美容師だからこそ掴めるニーズを武器に男性用化粧品ブランドのニッチトップを目指す

 

株式会社ホリタ

地方の文具店の3代目が仕掛ける新業態とは
代表取締役社長 堀田 敏史 氏
30代/1993年設立/融資・出資を期待
働くママを応援!地方の文具店の3代目が仕掛ける、体験型文具店の地方展開モデル

 

株式会社ウォンツ

息子のために作ったグルテンフリー玄米麺を全国販売
代表取締役社長 岩崎 聡 氏
40代/2002年設立/出資・業務提携を期待
グルテンフリー玄米麺「スーパー麺」の製造工場の建設

 

株式会社アストリション

若き管理栄養士が目指すプロティン業界のニッチトップ
代表取締役 盛岡 良行 氏
20代/2016年設立/業務提携・出資を期待
スポーツをする子供に特化した「ジュニアプロテイン」の販売拡大と、新分野への展開
 

ぜひご参加ください!

 東京開催では、上場を視野に入れた県内有数の成長企業から、ビジネスモデルを初めて世に問う20代の若者まで、8社の福井発ベンチャー企業が登壇いたします。

 そして、そんな福井のベンチャー企業を支援するキーマンたちも一同に集まります。

 「福井ベンチャーピッチ」東京開催を通じて、投資先・事業提携先の開拓はもとより、地方のベンチャーを取り巻くリアルについても、知っていただくきっかけになったらうれしいです。

 投資・融資・事業提携等、福井のベンチャー企業に関心をもってくださる皆さまのご来場を、心よりお待ち申し上げます。

問い合わせ先

 
公益財団法人ふくい産業支援センター
福井ベンチャーピッチ担当:岡田
TEL:0776-67-7416 (平日8:30-17:15)

※お急ぎの方はFBメッセージにご連絡ください。
https://www.facebook.com/okada3388

◆担当者プロフィール◆
特定社会保険労務士。2015年4月に(公財)ふくい産業支援センターに入職。県内の創業・ベンチャー支援業務を担当し、現在に至る。
2018年11月、近畿経済産業局が取りまとめる関西企業フロントラインにて、関西における「中小企業の頼りになる支援人材」として紹介された。(ふくい産業支援センター/岡田 留理)

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岡田 留理(おかだ るり)

公益財団法人ふくい産業支援センター職員。特定社会保険労務士。 開業社労士時代は、中小企業の顧問、労働局の総合労働相談員、人材育成コンサルタントを経験。2015年にふくい産業支援センターに入職した。 2015年よりふくい創業者育成プロジェクト(現ふくいベンチャー創出プロジェクト)を担当。2017年に「福井ベンチャーピッチ」を立ち上げ、県内ベンチャー企業の登竜門となるピッチイベントへと成長させる。2018年、近畿経済産業局が取りまとめる関西企業フロントラインにて、関西における「中小企業の頼りになる支援人材」として紹介された。 ★President Onlineに寄稿した記事→http://urx2.nu/pVYq

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