AI食ガイド「HASHI-GO」の実証実験開始! ~福井県企業のコラボで、県内インバウンド観光需要創出の可能性を検証

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ふくい産業支援センターでは、AI食ガイド「HASHI-GO」の実証実験前のデモ会を「蟹と海鮮ぼんた くるふ福井駅店」で実施しました!

AI食ガイド「HASHI-GO」の実証実験開始!

公益財団法人ふくい産業支援センター(坂井市、理事長 白嵜淳)の伴走支援のもと、株式会社ぼんた(福井市、代表取締役 齋藤敏幸)及びライオンエンタープライズ合同会社(福井市、代表社員 髙橋真吾、以下「ライオンエンタープライズ」)が、AI食ガイド「HASHI-GO」の実証実験を2025年5月16日(金)より開始するにあたり、実証実験前のデモ会を行いました。

AI食ガイド「HASHI-GO」のデモ会
開催日:令和7年5月16日(金)15:15~15:45
参加者:蟹と海鮮ぼんた くるふ福井駅店(福井市中央1丁目1−25

 

 

実証実験の概要

 ライオンエンタープライズが開発した「HASHI-GO」は、スマホでメニューや料理を撮影するだけで、自動で多言語翻訳や料理の背景情報(アレルギー、ハラル、食文化、原材料、カロリーなど)を表示するAI食ガイドです。世界130ヶ国・93%以上の言語をカバーし、店舗側はQRコードを設置するだけで低コストに多言語対応を実現できます。
 

 
 今回の実証実験は、この「HASHI-GO」を用いて、福井県内に生成AIを活用した多言語対応の環境を整備し、インバウンド観光需要創出の可能性を検証することを目的といたします。
 具体的には、ぼんたグループの導入店舗にて「HASHI-GO」を稼働し、QRコードスキャン数や翻訳利用回数等のデータ収集を毎月実施していきます。

 「HASHI-GO」の導入を通じて、福井を訪れる外国人旅行者が安心して食事を楽しめる仕組みを構築し、最終的には日本全国、さらには世界各地へ展開し、食を通じた文化交流と観光振興に寄与することを目指します。

実証実験期間:2025年5月16日(金)~2025年8月31日(日) ※実証実験の状況により、実施期間が変更になる場合があります。

 

実証実験先 ぼんた 齋藤社長のコメント

北陸新幹線の県内開業から一年経ち、外国人観光客が増えている中で、うちの店をはじめ、”言語の壁”に苦戦している飲食店が増えているように思います。産業支援センターから今回の実証実験の協力を依頼された際に、「県内のそんな状況を打開する一助になれば」と思い了承しました。外国人観光客だけでなく、雇用している外国人アルバイトへの教育ツールとしても、期待しています。

 

 

たくさん取材に来てくださいました

 デモ会にはたくさんのメディアの方に取材に来てくださいました。
 最終的には、新聞3社(福井新聞、県民福井、読売新聞)・テレビ局2社(福井テレビ、福井放送)に取材していただきました。本当にありがとうございました!

 

 

 

担当者のつぶやき

今回の取り組みは、「AI × 食 × 多言語対応」という新しい切り口で、地域課題と観光振興を結びつける非常に意義深い実証です。福井の現場からこうした挑戦が生まれ、実際の店舗を舞台に実装されていくプロセスに関わることができたのは大きな喜びでした。

実証はスタートしたばかりですが、今後の展開次第では、飲食業だけでなく、観光、小売、医療など、他分野への広がりも期待されます。福井でのこの一歩が、新たな社会課題の解決モデルとして、より多くの現場に波及していくよう、引き続き支援を続けていきたいと考えています。

髙橋さん、実証実験の本番はいよいよこれからですね。心から応援しています!


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岡田 留理(おかだ るり)

公益財団法人ふくい産業支援センター職員。特定社会保険労務士。 開業社労士時代は、中小企業の顧問、労働局の総合労働相談員、人材育成コンサルタントを経験。2015年にふくい産業支援センターに入職した。 2015年よりふくい創業者育成プロジェクト(現ふくいベンチャー創出プロジェクト)を担当。2017年に「福井ベンチャーピッチ」を立ち上げ、県内ベンチャー企業の登竜門となるピッチイベントへと成長させる。2018年、近畿経済産業局が取りまとめる関西企業フロントラインにて、関西における「中小企業の頼りになる支援人材」として紹介された。 ★President Onlineに寄稿した記事→http://urx2.nu/pVYq

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