「身近な事例で学ぶ 事業計画書のススメ」と題して、先輩起業者から学ぶセミナーを福井県立図書館にて開催いたしました

«

»


 2017年1月22日に、福井ビズカフェ「身近な事例で学ぶ 事業計画書のススメ」と題して、先輩起業者から学ぶセミナーを開催いたしました。
 こんにちは。福井県の起業家向け相談窓口や起業セミナーを企画・運営している「ふくい創業者育成プロジェクト」事務局の岡田です。

事業計画を作る3つのメリット

 セミナー前半では、講師であり、ふくい産業支援センターの創業マネージャーでもある 加藤永俊氏(中小企業診断士)から、「事業計画を作る3つのメリット」と題して、事業計画を作るポイントなどを、事例を用いながら解説していただきました。

16265319_1209359619177340_2272183546005538637_n

※セミナーの詳細はこちらをご覧ください
福井ビズカフェ「身近な事例で学ぶ 事業計画書のススメ」(2017年1月22日開催)
https://www.s-project.biz/seminar/2017-1-22
https://www.s-project.biz/staff-blog/2016-1-6

身近な事例で学ぶ 事業計画書のススメ~Cafe MILK HOUSEオーナー 岩田さんご夫妻

 セミナー後半では、「身近な事例で学ぶ 事業計画書のススメ」と題しまして、二組の先輩創業者から、事業計画書をつくるメリットやビジネスを成功するための活かし方などについてご紹介いただきました。
16265291_1209359772510658_3355446469860832116_n

正しい価格設定~売れば売るほど赤字にならないために

 岩田オーナーご夫妻の場合は、事業計画を立てるにあたって、まずは商品の価格設定の見直しを行ったそうです。というのも、当時の主力商品であった長さ50cmもある米粉のロールケーキ。なんと、原価率80%で販売されていたそうです。加藤創業マネージャー曰く、これでは「売れば売るほど赤字」になってしまいます。

 そこで、付加価値を付けて商品単価を高めるために、商品をリニューアルすることになりました。「街の牛乳屋さんという強みを活かしたかった」という岩田オーナーご夫妻。生地には北海道産の牛乳を使用し、中に入っている濃厚な純生100%のクリームとの相性もばっちり。生地は牛のように白黒のまだら模様。牛乳屋さんである特徴を明確に打ち出すことで、付加価値をグンと高めました。
milk005
 リニューアルしたロールケーキは、2010年に東京都内のギフトショーに出店し、白黒模様の生地も注目され、約200社から注文が殺到したそうです。「値上げ当初は何かクレームのようなものも出ましたか?」という質問に対し、「そういったものは全くなかったです。この商品が売れたことで、さらに既存の商品も売れ始め、売り上げが年々上がっていきました。」と岩田オーナーご夫妻は語っていらっしゃいました。

 「利益の出ない商品をどれだけたくさん売ったとしても儲かりません。売れば売るほど赤字になっていくだけです。ちゃんと利益が出るよう正しく価格設定をすることが何よりも大切です。これから起業する方は特に、価格設定をどうするかをちゃんと考えることが大切です。」と加藤創業マネージャーは解説します。

見える化したことで社内のモチベーションアップに!

16174854_1209359775843991_2810226501099540652_n
 事業計画書を立ててよかったこととして、「事業計画書を立てたことで、店舗の売り上げだけでなく社員のモチベーションアップにもつながりました。”街の牛乳屋さん(旧社名)”を企業としてブランディングをしていこう、県内でナンバーワンの牛乳屋さんにしていこうという目標を見える化させたことで、社員のモチベーションがみるみる上がり、社員のウケがすごくよかったんです。」とうれしそうに語っていた岩田オーナーご夫妻。
 やはり、事業内容全体を見える化させることは、周囲の理解や応援につながるんですね。

身近な事例で学ぶ 事業計画書のススメ~株式会社リホーム代表 天谷成作氏

16195899_1209360035843965_2883017353783917093_n

重要なのは、事業に対する社長のやる気と情熱

 株式会社リホームの天谷社長が2012年の創業時に立てた事業計画書を、今回特別に見せていただきました。それはA4用紙14ページにもわたるボリュームで、「(金融機関から)どんな質問をされても何らかの回答が出せるように書き上げました。」と当時を振り返る天谷社長の言葉からも、当時の並々ならぬ意気込みが伝わってきました。
※岩田オーナーご夫妻及び天谷社長の事業計画書について、「配布資料にしてほしかった」というご意見もいただきましたが、大切な企業情報でございますので、事務局判断でスライドでご覧いただきました。

 創業時はとにかく資金に困っていたという天谷社長。「事業計画書なくしてこの事業は成り得なかった。」とおっしゃっていましたが、創業時はとにかく、資金調達して、利益を出して、事業を継続させることで必死だったそうです。
 「こんなやる気と情熱あふれる事業計画書を見せられたら、(銀行は)応援するしかないですよね。事業計画書は数字の強い弱いだけではありません。やる気と情熱もまた必須要件なんですよ。」と加藤創業マネージャーは解説します。

競合分析~自社の強みや売ろうとしている商品の市場データを明確に

16114251_1209359985843970_573288133941608703_n
 「競合がない会社など無いので、やはり競合は明らかにしておいたほうがいいです。そうすることで、自社の強みがどこにあるのかも知ることができます。」と語る天谷社長。自社の強みや、売ろうとしている商品の市場データを明確にすることは、事業計画書を作成する上でとても重要です。天谷社長が書いた事業計画書の中でも、何ページにもわたって競合他社をピックアップして比較分析していらっしゃいました。

 このように徹底的に分析して事業計画書を立てていた天谷社長でしたが、「創業当時立てた事業計画書で、違うところはありましたか?」という質問に対して、「今の計画を見ていると、基本的に貫いているところは同じです。ただ、創業時に立ち上げたビジネスは、お金がない人ができるビジネスでしたので、しばらくするとそのまま真似されました。なので、徐々に、昨日今日では真似できない”参入障壁”を築いていきました。」と競合他社にビジネスを真似された苦労も語っていらっしゃいました。実態に合わせて、事業計画書もブラッシュアップさせていく必要があるのですね。

受講者アンケートより抜粋

16196073_1209359842510651_8710198077277712315_n
koukai
 福井ビズカフェでは毎回アンケートを取らせていただいておりまして、匿名なら公開してよいにマルを付けた方のアンケート結果を一部抜粋してご紹介したいと思います。

1

3

4
 
5

16142774_1209359389177363_1204584456001199121_n

6

7

9

2
 貴重なご意見ありがとうございます!たしかに、セミナー前半部分「事業計画を作る3つのメリット」で1枚でまとめる事業計画書の事例解説をした後でしたので、長いほうがいいのかな、どっちかなと、困惑された方もいらっしゃったかもしれません。
 ふくい産業支援センターの創業相談窓口としては、ビジネスプランを1枚にまとめて見える化させる事業計画書の作成はもちろんのこと、経営理念や市場分析等を深く掘り下げる際のアドバイスまで、あらゆる角度からご支援させていただいております。セミナー時に困惑された方がいらっしゃいましたら、事務局 岡田(☎0776-67-7416)までぜひご連絡ください!

2月21日に「事業計画書づくりミニ勉強会」を開催いたします

 福井ビズカフェ「身近な事例で学ぶ 事業計画書のススメ」の中でもご案内いたしました事業計画書づくりミニ勉強会でございますが、2017年1月24日、1月31日開催分につきましては、お申込みが定員に達したため、〆切りました。
 現在は、2017年2月21日開催分のみを募集しております。定員に達し次第締め切らせていただきます。ぜひお気軽にお申込みください。 
f_s_project(2.21)

事業計画書づくりミニ勉強会 「お手軽創業計画書ワークショップ」

■日時:《昼の部》2017年2月21日(火)14:00~16:00
■日時:《夜の部》2017年2月21日(火)18:00~20:00

■場所:福井市立桜木図書館(JR福井駅東口「AOSSA」4階)

■講師:加藤 永俊 氏(中小企業診断士 / ふくい産業支援センター創業マネージャー)

■主催:(公財)ふくい産業支援センター

■対象:福井市内にお住いの方もしくは福井市内でお勤めの方で、
    ・既に起業の準備を進めている方
    ・2017年中に起業を予定している方
    ・2017年中に新事業立ち上げを予定している方
※2月21日は、福井市立桜木図書館にて開催する都合上、福井市内にお住いの方もしくは福井市内でお勤めの方が対象になります。

■ 申込先:0776-67-7416(平日の8:30~17:15まで)
    ※定員が少人数のため、お電話でのみの受け付けとさせていただきます。

◆今日のつぶやき◆
 今回のセミナーだけでなく、先日開催いたしました 女性創業セミナー「Meet Up☆スクエア」の中でも、創業時の事業計画書づくりの話題が出ましたが、創業後事業を軌道にのせている先輩創業者の方々は皆、共通して、自分で納得がいくものが立てられるまであきらめずに事業計画書づくりに取り組んでいらっしゃいます。
 何事も「段取り八分」なのですね~。(行き当たりばったり人生の私としては、少々耳が痛いです・・(-_-;))(岡田留理)
創業支援担当の岡田です
■現在募集中の福井県の起業セミナー・起業家向け勉強会情報
 https://www.s-project.biz/seminar
■福井県の起業・創業相談窓口
 https://www.s-project.biz/consultation-business/founded-manager
■ふくい創業者育成プロジェクト事務局ブログ(毎日更新中)
 https://www.s-project.biz/staff-blog

■問合せ先

公益財団法人ふくい産業支援センター
創業・Eビジネス支援グループ 岡田
Tel:0776-67-7416
E-mail:ebiz-g@fisc.jp
HP:https://www.s-project.biz/


The following two tabs change content below.

岡田 留理(おかだ るり)

公益財団法人ふくい産業支援センター職員。特定社会保険労務士。 開業社労士時代は、中小企業の顧問、労働局の総合労働相談員、人材育成コンサルタントを経験。2015年にふくい産業支援センターに入職した。 2015年よりふくい創業者育成プロジェクト(現ふくいベンチャー創出プロジェクト)を担当。2017年に「福井ベンチャーピッチ」を立ち上げ、県内ベンチャー企業の登竜門となるピッチイベントへと成長させる。2018年、近畿経済産業局が取りまとめる関西企業フロントラインにて、関西における「中小企業の頼りになる支援人材」として紹介された。 ★President Onlineに寄稿した記事→http://urx2.nu/pVYq

最新記事 by 岡田 留理(おかだ るり) (全て見る)

«

»