[開催報告]福井ベンチャーピッチin Tokyo(2024.3.7)~10回目の今回は、福井を飛び出しTokyo Innovation Baseを会場に開催!

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ふくい産業支援センターでは、2024年3月7日に「福井ベンチャーピッチin Tokyo」を開催いたしました。本記事は、福井ベンチャーピッチin Tokyoの開催報告ブログです。

福井ベンチャーピッチinTokyo開催概要

福井県では、後継ぎベンチャーや地域課題解決型スタートアップなど、地方ならではのビジネスモデルを持つ福井発ベンチャーが芽吹き始めています。

2017年にスタートし10回目の開催となる今回の福井ベンチャーピッチは、これまでの福井を飛び出しTokyo Innovation Baseをステージに開催。これまで当プロジェクトが成長支援した精鋭ベンチャーが続々と登壇しました。

加えて、地方発ベンチャーに関する2つのセッションにはベンチャー支援のキーマンが登壇。地方発ベンチャーへの期待を熱く語っていただきました。

◆開催日時
2024年3月7日(木)13:30~16:45

◆開催場所
Tokyo Innovation Base(東京都千代田区丸の内)

◆参加者数
650名(会場238名・zoom412名)

◆プログラム

1.オープニング
主催者挨拶:東村健治(公益財団法人ふくい産業支援センター理事長)
来賓挨拶:須藤治氏(中小企業庁長官)
ご挨拶:杉本達治氏(福井県知事)

2.オープニングセッション
「福井発ベンチャーへの期待」
スピーカー:宮坂学氏(東京都副知事)
スピーカー:横井康孝氏(ユニフォームネクスト株式会社 代表取締役)
モデレーター:藤田豪氏(株式会社MTG Ventures 代表取締役)

3.トークセッション
「福井発ベンチャーの成長戦略」
パネラー:平林満氏(チャンスメーカー株式会社 代表取締役CEO)
パネラー:西村成弘氏(株式会社フィッシュパス 代表取締役)
モデレーター:木嶋豊氏(株式会社アイピーアライアンス 代表取締役社長)

4.ベンチャー企業8社によるプレゼン・質疑応答
(プレゼン5分+質疑応答6分/社)

5.クロージング
総括コメント:横井康孝氏(ユニフォームネクスト株式会社 代表取締役)
応援メッセージ:杉本達治氏(福井県知事)

◆登壇企業(8社)※登壇順

①株式会社タッセイ(代表取締役社長 田中陽介氏)
②株式会社マスターピース(代表取締役 村田隆行氏)
③株式会社ホリタ(代表取締役社長 堀田隼史氏)
④株式会社鮮魚丸松(代表取締役社長 五島輝幸氏)
⑤ファーストトレード株式会社(代表取締役社長 三上良平氏)
⑥株式会社ぼんた(代表取締役 齋藤敏幸氏)
⑦まいほむ株式会社(代表取締役 牧野智樹氏)
⑧株式会社ドラフト(代表取締役CEO 伊藤佑樹氏)


参加者の概況

オープニング

主催者挨拶の後、来賓の須藤治氏(中小企業庁長官)と杉本達治氏(福井県知事)よりご挨拶を頂戴いたしました。また、事務局より、「福井県におけるベンチャー支援の現状」について簡単にご紹介させていただきました。

主催者あいさつ
東村健治(公益財団法人ふくい産業支援センター 理事長)


来賓あいさつ
須藤治 氏(中小企業庁長官)


ごあいさつ
杉本 達治 氏(福井県知事)


事業紹介
当日プレゼンした事業紹介資料はこちらからダウンロードできます

事業紹介の感想

●今回のイベントの背景、登壇者を取り巻く環境など、予め全体像を理解できたことでより理解が深まった(東京都・VC)

●福井から上場を目指すという仕組みが7年前にスタートして着々と進んでいると知り、感慨深かった。(福井県・事業会社)

●福井の積極性に感銘を受けた。(東京都・コンサル)

(アンケートを一部抜粋いたしました)


第1部 オープニングセッション

オープニングセッションでは、宮坂学氏(東京都副知事)と横井康孝氏(ユニフォームネクスト株式会社 代表取締役)に「福井発ベンチャーへの期待」というテーマでお話しいただきました。モデレーターを務めていただきましたのは、藤田豪氏(株式会社MTG Ventures 代表取締役)でした。




オープニングセッションの感想
●福井県のベンチャー企業への支援の手厚さを感じた。東京をハブにすることで地方企業の世界進出が夢じゃないと感じた。(石川県・事業会社)

●東京都(ヤフー出身の副知事)のスタートアップ支援事業と福井県のベンチャー支援事業のコラボの座組がとても良かった。(富山県・金融機関)

●福井での熱いコミュニティがあって、上場を目指す人が生まれてきているという地盤がよく理解できた。(和歌山県・支援機関)

●都会の資金と人材によるスピード感と、福井のじっくりとした取り組みの融合という点が興味深かった。(福井県・支援機関)

(アンケートを一部抜粋いたしました)




オープニングセッションの感想
●宮坂副知事の話を聞いて、福井のベンチャー支援モデルを参考にして東京都が活動していると知り、驚いた。(福井県・金融機関)

●多様な地域が関わり合うことで生み出されるインパクトの可能性を大いに感じた。(富山県・CVC)

●福井のベンチャー支援の取り組みについて、宮坂学氏の視点で意見を聞けたのがよかった。(福井県・事業会社)

●外部に委託するのではなく、直接運営するからこそ職員の思いや熱量が支援に現れていると感じた。他の地方でも横展開しやすい好事例だと感じた。(国・地方局)

(アンケートを一部抜粋いたしました)

第2部 トークセッション

トークセッションでは、平林満氏(チャンスメーカー株式会社 代表取締役CEO)と西村成弘氏(株式会社フィッシュパス 代表取締役)に「福井発ベンチャーの成長戦略」というテーマでお話しいただきました。モデレーターを務めていただきましたのは、木嶋豊氏(株式会社アイピーアライアンス 代表取締役社長)でした。




トークセッションの感想

●企業規模の違う2社だったが、それぞれのポジションでの方向性や成長戦略が聞けて新たな発見があった。(福井県・金融機関)

●歴史ある企業の経営者とスタートアップの起業家の課題が大きく違っているところが面白かった。(福井県・事業会社)

●実際のビジネスモデルを聞いてこんなことが種になるのかと思い面白かった。ワクワクした。(福井県・事業会社)

●福井で事業に取り組んでいる思いや、ここからどのように成長していくかという点が見えてよかった(東京都・コンサル)

(アンケートを一部抜粋いたしました)




トークセッションの感想
●ベンチャー経営者の生の声が聞けて、大変参考になった。(福井県・金融機関)

●ターニングポイントで壁打ち相手になってくれるサポートがあるのが福井の良い仕組みだと感じた。(石川県・金融機関)

●経営者が「自己資金で完結させることが善である」マインドから脱却するというのは、福井のエコシステムだからこそ成し得た大きな成果だと感銘を受けた。(富山県・CVC)

●福井県は歴史がある中小企業が多く事業継承をしている会社が多いと思うが、そこを地域発スタートアップに変身していくためには「経営者として覚醒させることが重要」という言葉が印象的だった(石川県・事業会社)

(アンケートを一部抜粋いたしました)

第3部 ベンチャーピッチ

当プロジェクトが支援した福井発ベンチャーが、資金獲得、企業提携、販路拡大など、さらなる成長を目指した熱いピッチを展開しました。地域課題解決型スタートアップから後継ぎベンチャー、ネットショップから製造業まで、地方ならではの成長戦略を持つ企業が続々と登壇しました。

登壇した企業は以下の8社です。※登壇発表順

株式会社タッセイ(代表取締役社長 田中 陽介 氏)

「日本の産業を支える『建てる人』づくりの会社、タッセイ。」

1949年創業の三代目。住宅建材・設備の卸売業、大型施設の内装工事など福井・石川両県でトップクラスのシェア。独自の人材確保・育成ノウハウで人手不足を解消しつつ、他社とも協業し成長中。売上高116億円。将来のIPOも視野に入れる。



建設業界に風穴を開け、人づくりの会社を目指す「株式会社タッセイ」は、アライアンス先の紹介及びIPOに向けた資金調達を求めていらっしゃいました。

株式会社マスターピース(代表取締役 村田 隆行 氏)

「ヘアカラー専門店の全国展開」

2012年創業。ヘアカラーに特化した美容室で25店舗を出店。2026年には300店舗まで拡大予定。自社オリジナルシステムを駆使してのフランチャイズ展開が大きな特徴で、従来の労働集約型から脱却したビジネスモデルで成長を目指す。

ヘアカラーに特化した美容室で急成長中の「株式会社マスターピース」は、2年後の300店舗展開を目指し、資金調達を求めていらっしゃいました。

株式会社ホリタ(代表取締役社長 堀田 隼史 氏)

「エンターテイメント文具店 HORITA」

1950年創業の三代目。福井県内で文具店5店舗、新業態店舗1店舗を展開。田舎の「身近なファミリーエンターテイメント」を掲げ、家族全員がワクワクする空間づくりを追求する。「第2回アトツギ甲子園」グランプリ受賞。



エンターテイメント文具店を県内で展開する「株式会社ホリタ」は、文具で日本の未来を変えるべく、全国100店舗展開を目指し、協力先の拡大と資金調達を求めていらっしゃいました。

株式会社鮮魚丸松(代表取締役社長 五島 輝幸 氏)

「水産業の6次産業化を目指して」

2016年創業。獲れ過ぎて廃棄される鮮魚を有効活用するビジネスで急成長。複数漁港の買参権を強みに、鮮魚の仲卸業から食品メーカーへ舵を切り、水産業の6次産業化で世界を目指す。既に、海外企業との大口取引も開始している。



水産業の6次産業化で急成長中の「株式会社鮮魚丸松」は、日本の水産業イノベーターとなるべく、全国展開・世界展開を目指し、顧客先・提携先の紹介を求めていらっしゃいました。

ファーストトレード株式会社(代表取締役社長 三上 良平 氏)

「URetail 企業間取引プラットフォーム」

2011年創業。中国仕入プラットフォーム「CiLEL」で約6,000社の取引をサポート。その経験を生かし、クラウド・AIテクノロジーを活用したプラットフォーム開発を進める。企業間取引分野など、デジタル化が進まない業界のDXに取り組む。



企業間取引分野など、デジタル化が進まない業界のDXに取り組む「ファーストトレード株式会社」は、支援企業と導入企業の紹介及び将来の資金調達を求めていらっしゃいました。

株式会社ぼんた(代表取締役 齋藤 敏幸 氏)

「バックアップ飲食店で地方衰退を救う」

2000年創業。福井県内で飲食店13店舗運営。店舗展開の他にも人手不足で飲食店の廃業が増え薄れゆく食文化の未来を守る為に独立支援型のバックアップ飲食店を加速化。IPOも視野に入れている。



バックアップ飲食店モデルで全国展開を目指す「株式会社ぼんた」は、パートナーや物件、オーナーの紹介及び資金調達を求めていらっしゃいました。

まいほむ株式会社(代表取締役 牧野 智樹 氏)

「日本中の空き家を次世代の財産に」

2018年創業。空き家問題に特化した住宅買取再販の分野で急成長。独自のリノベーション技術と販売方法で空き家の目利きを徹底的に仕組み化。誰もが当たり前に家を買える社会の実現が目標。2028年には40の加盟店を達成しIPOを目指す。



買取再販業に特化したオールインワンシステムで新たな市場を切り開く「まいほむ株式会社」は、パートナー企業の募集とシステム開発費用のための資金調達を求めていました。

株式会社ドラフト(代表取締役CEO 伊藤 佑樹 氏)

「パーソナライズアパレルEC」

2009年創業。30~40代男性に特化したアパレルEC分野で上場を視野に急成長。AIカメラで顔と体型を診断しコーデ提案するアプリが累計30万ダウンロード突破。近い将来には、誰もがパーソナルスタイリングを利用できる社会の実現が目標。



おしゃれの教科書をベースにした独自のアパレルECを展開する「株式会社ドラフト」は、強みであるパーソナルスタイリングをさらに進化させるための資金調達とAI関連企業の紹介を求めていました。

ベンチャーピッチの感想

●新卒2年目で東京で働いているがキャリアに迷っていた。地元(福井)で、こんなに多くの大人・会社が規模拡大に向けて全力で取り組んでいることを知り、今後の社会人人生に期待を持てた。(東京都・会社員)

●5分間でポイントが理解でき、熱量も伝わり、非常に濃い時間になった。(東京都・VC)

●以前にビジネスモデルを聞いた時からどんどん進化されていて、成長企業のかく在るべきという姿を見た。(福井県・自治体)

●各社が明確な目的を冒頭で示していて、なぜ目的を達成する必要があるのか、そのためにどのように成長していく予定なのかをわかりやすく説明されていて聞きやすいピッチだった。どの企業も成長意欲にあふれていて今後の福井の発展が楽しみになった。(東京都・コンサル)

●各社持ち時間通りプレゼンされている。そのために訴求ポイントを事前に準備されていて大変わかりやすかった。(大阪府・VC)

●福井県発ベンチャー企業の詳細がよくわかった。とても良い試み。(東京都・VC)

(アンケートを一部抜粋いたしました)

イベント全体の感想

参加者の方からイベント全体の感想をいただきました。

イベント全体の感想

●とても熱量を感じたすばらしいイベント。コミュニティの大切さ、積み重ねの大切さを感じた。(東京都・VC)

●ふくい産業支援センターの支援方法が自治体のロールモデルになりつつあると感じた。(石川県・金融機関)

●これだけ多くの意欲的な企業とその支援者が一体となって成長に向けて取り組めているコミュニティ形成が継続的に行えていることが素晴らしい。(福井県・自治体)

●東京で実施することに大きな意義を感じた。前向きに取り組む企業の意欲を感じ、会場の雰囲気もよく、心地よかった。(福井県・支援機関)

●また東京で開催してほしい。福井の土地柄ならではのベンチャーを始め、さまざまなビジネスアイデアを初めて生で拝見するとても良い機会だった。(東京都・VC)

(アンケートを一部抜粋いたしました)

メンター・アドバイザー

登壇企業8社のプレゼンに対して、以下の6名のメンター・アドバイザーの方々から有意義な質問や貴重なアドバイスを多数いただきました。

藤田豪氏(株式会社MTG Ventures 代表取締役)
木嶋豊氏(株式会社アイピ―アライアンス 代表取締役社長)
柴原祐喜氏(株式会社FUNDINNO 代表取締役)
林龍平氏(株式会社ドーガン・ベータ 代表取締役)
前田尚宏氏(前田工繊株式会社 代表取締役)
横井康孝氏(ユニフォームネクスト株式会社 代表取締役)

質疑の感想

●登壇者の思いのこもったピッチが大変面白かった。アドバイザーからの質問、アドバイスも的確で大変参考になった。(国・地方局)

●ベンチャーのピッチも素晴らしかったが、アドバイザーの方々の心温まるコメントなども非常に良かった。(東京都・事業会社)

●プレゼン終了後のアドバイザーと登壇者とのQ&Aの内容は参考になった。(福井県・金融機関)

(アンケートを一部抜粋いたしました)

クロージング

最後に福井ベンチャーピッチのメンターを務めていただいている、横井康孝氏(ユニフォームネクスト株式会社 代表取締役)から総括のコメントをいただき、杉本達治氏(福井県知事)から応援メッセージをいただきました。

総括コメント
横井康孝 氏(ユニフォームネクスト株式会社 代表取締役)


応援メッセージ
杉本達治 氏(福井県知事)

 

福井ベンチャーピッチの舞台裏

今回の配信も、過去の福井ベンチャーピッチ登壇者でもある、田辺一雄氏(株式会社エムディエス 代表取締役)が担当してくださいました。

そして、写真撮影は、ふくいDXオープンラボの相談マネージャーでもある、吉田直哉氏(GARAN ASSOCIATES 代表)が担当してくださいました。

田辺さん、吉田さん、ありがとうございました!

担当者のつぶやき

おかげさまで、福井ベンチャーピッチin Tokyoを無事に開催することができました。ご来場くださった皆さま、オンラインでご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました!

【福井が変わる!世界を変える!】という事業コンセプトを作ったのは2017年でした。

今からちょうど7年前ですが、それからずっと、「福井から世界を変えるようなベンチャーを生み出したい」という意気込みで、事業に取り組んでまいりました。

現在、国や各自治体は地方ベンチャーの支援に力を入れていますが、単に都会に依存したり、真似をしたりする「ミニ東京」ではなく、地方でも独自のベンチャーエコシステムを作り、それが東京をはじめ全国のベンチャーエコシステムと結びついていく。そうすることによってさらに、地方のベンチャー支援の可能性が広がっていくのではないかと私は考えています。

今回、独自の道を歩んできた福井のベンチャー支援の取組を、10社の支援先企業と共にご紹介できたことで、地方発ベンチャーの新しい未来を垣間見ていただけたのではないでしょうか。

今回登壇した10社は、地方ならではのビジネスモデルを持つ成長企業ばかりです。投資、アライアンス、販路開拓など、関わり方はそれぞれだと思いますが、ぜひこれをきっかけに、福井発ベンチャーの成長にご協力をいただけますと幸いです。

問い合わせ先

公益財団法人ふくい産業支援センター
新産業支援部
ベンチャー・Eビジネス支援グループ 岡田
Tel:0776-67-7411
E-mail:venture@fisc.jp
HP:https://www.s-project.biz/


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岡田 留理(おかだ るり)

公益財団法人ふくい産業支援センター職員。特定社会保険労務士。 開業社労士時代は、中小企業の顧問、労働局の総合労働相談員、人材育成コンサルタントを経験。2015年にふくい産業支援センターに入職した。 2015年よりふくい創業者育成プロジェクト(現ふくいベンチャー創出プロジェクト)を担当。2017年に「福井ベンチャーピッチ」を立ち上げ、県内ベンチャー企業の登竜門となるピッチイベントへと成長させる。2018年、近畿経済産業局が取りまとめる関西企業フロントラインにて、関西における「中小企業の頼りになる支援人材」として紹介された。 ★President Onlineに寄稿した記事→http://urx2.nu/pVYq

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